黒澤公人のひそひそ話
誰にも話せないひそひそ話。
2013年12月2日月曜日
世界基準考
世界基準考
2008年度からの教養学部改革も、文部科学省に受理されて、いよいよ本格スタートとなる。今回の教養学部改革の
キャッチフレーズは、世界基準。AALE の評価も得ているということであるが、ICUは、その誕生から、日本のみを見ていたのではない。
1953年(昭和28年)から、その名称に、国際 International の名前をつけていた。いまでこそ、国際を冠した大学名はちらほろあるが、
当時、それは、あり得ない、とんでもない名前であった。申請を受け付けた当時の文部科学省を驚かせたに違いない。
まだ、日本は、終戦から10年も経っておらず、国力も知れていた。GHQの保護がようやく、明けたころだった。
しかも、ICUは、大学であろうとしたというより、Universityであろうとした。
その意味で、国際基督教大学は、裏の名であり、本当の名前は、International Christian Univerisity であり、ICU だったのである。
当時の文部省の枠をはみ出して、ひたすら、International な Univerisity を目差していた。
多くの大学が2学期制であるのに、ICUは、3学期制を守り通している。2学期制のほうが、いろいろ便利であるが、ICUが、3学期制を維持する
必要を感じているのは、海外の大学との学生交換、留学の便を考えている。それが、なれけば、どんなに楽だろうと、ICUの職員は考えているが
しかし、面倒でも、複雑でも、それを維持し、支えているのは、その意味を良く知っているからにほかならない。
授業科目、Non-Japaの先生の多さ。そして、ICUでの地位の高さも、他の大学の追随を許さない。
ICUを研究して作られたという慶應藤沢は成功したのだろうか。
単純な結論を出すことはできない。しかし、多くの評価が分かれているようだが。
世界の藤沢、国際の藤沢としての名は、あまり聞かない。
ICUは、日本の大学になろうとしたわけではない。
やはり、世界の、国際の Universityになろうとしており、今もその情熱が失せた訳ではない。
むしろ、アーツ・サイエンスとして、新たな力を得て飛び立とうとしているのである。
ICUの教室は教えを受ける場ではない、自ら考え、発言する場である。
なぜなら、ICUには、高校のような机と椅子はほとんどない。
多くの教室は、タブレットと呼ばれる椅子であり、なにかを必死で書き写すためには向いていない。
多くのことは、日本の大学とは違っている。
それほど、いつもはみ出していた。
そこには、はみ出しざるを得ない 必然があった。
その意味で、ICUは、世界基準であろうとしたし、International な Universityで、あろうとしてきた。
いつまでも、勇ましく進め。
いつまでも、逞しく進め。
ICUは、いつも、日本や文部科学省が決めたガイドラインを歩もうとしたのではない。
自らが見つけ出した必然をただひたすらに、歩んでいるだけなのだ。
そこには、迷いはない。
(by kimito 文部科学省から受理されたという知らせを聞いて、過ぎったイメージより)
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