2013年12月2日月曜日

ユートピア (平和な国)の建設をめざして) (12/10/2001)

ユートピア (平和な国)の建設をめざして)    (12/10/2001)


私たち人間は、ユーとビアをこの手で作り出すことができるのだろうか。

20世紀は、19世紀とは、まったく、違う世界を生み出してきました。
電気、エンジン、そして、空を飛ぶ力も、百年前に登場し、20世紀は
19世紀の人には、とても創造のつかないような、文明社会を生み出し
ました。
それは、自然への挑戦であり、便利さの追求でした。
それを、人が求めた結果、その文明は生まれました。

私たちは、ユートピアを造り出すことより、経済的な成功や、政治的成功、
軍事的成功が欲しかった。
けれども、私たちが自らに問えば、明らかである。
戦争より、平和を求めている。
飢餓や貧困より、豊かな平等の社会を。
公害や環境ホルモン、放射能に曝されない社会を。

しかし、人は、家族にも、心打ち明けて生きることもままならない.
隣人の行動も、素直に、見守り、励ますことができない。
そんな自らを、どうすることもできない。

イエス様は、言うかもしれない。
すべての人は、宝の埋まった畑をもつ農夫のようだ。日々の生活に
追われ、遂に、自らの畑にある宝を見つけることができない。
また、人は、その心の内に、神の宮をもっているが、そこに至る道をしらない。
そして、また、同時に、欲望や、妬みが、人の人生を、牛耳っている。
まるで、欲望や恨みというものに、人生を操られているかのようだ。


お釈迦様は、言うかもしれない。
身や心、口を整えれば、悟りの道に至るだろう。八正道という道を
人は、歩むことができる。それは、自らの思い、行為を自らを、反省する力が
人は、持っているから他ならない。
されど、人の心は燃えている。安らぐことがない。

私たちは、ユートピアをつくることができるだろうか。
ユートピアは、どのような力で作られるのだろうか。

自らの内に、隠された、人類が見失った、人間の力に、至ることが可能であろうか。
私たちは、誰も、ユートピアを作ろうといわなくなった。

経済をなんとかしろ、政治をなんとかしろ。医療改革だ。環境汚染だ。
二酸化炭素だ。温暖化だ。たいへんだ。このままじゃ、会社が倒産だ.
リストラだ。

私たちは、ユートピアを作ることを、諦めているのかもしれない。
人類の混沌に。社会の混沌に。
そして、なによりも、自分の混沌に。
秀才でもなく。天才もでもなく。金持ちでもなく。地位もなく。
そう、自分の決めたことさえ、やり遂げられず。
学校でも、両親にも誉められたこともない。
そんな、人間たちに、ユートピアなんて作れずはずもない。
会社に就職するのだって、日々の糧を得るのだって、ままならないというのに。

しかし、敢えて言うしかない。誰かが言うしかない。
ユートピアを作る力、誰にもある。
そう、昔、田舎娘に、フランスを救え といった時のように。
武器もなく、金もない彼に、インドを独立させてしまったように。

ユートピアをあなたの上に作りなさい。

あなたの内に、神の宮を見つけ、悪魔の誘いを払いのけるように。
そう、誰も、そのことを忘れてしまった。
アトランティスの記憶のように。遥か、太古の世界に。
しかし、地球が生まれた時から、調和ある世界、豊かな生命の星
多くの種類の動植物が生き、何十億年の歴史を育んできた地球。
その存在こそ、ユートピアの意思でもあった。
すべての人間が、そこで、豊かの暮らすことができる星である。

静かに、地球というシステムと、宇宙のリズムに、心、合わせるとき、
人間の内にある 神の宮の鐘が鳴り響くのかもしれない。

あなたの内にある、宝物に出会えるように。
それは、あなたの人生の目的、本当の願い。
そんな時が、訪れますように。

宝を隠している分厚い土地を取り除く方法はあるのだろうか。
人の心の中の神の宮を覆い隠す霧を晴らす道はあるのだろうか。

本当は、伝道を始めたペテロのように力強い人かもしれないのに、
恐怖に慄く自分を自分と思っているだけかもしれない。
怠惰やすぐ怒る心を、自分の個性だと諦めてしまっているのかもしれない。

そんな ”見せ掛けの個性”や”偽りの我”を見破る方法が確かにある。
地道な努力かもしれないが、確かにある。
現代は、それが、提示された時代でもある。
本当のあなたに出会うことを望むなら、きっと、出会える。
しかし、それは、大金持ちになるとか、事業に成功するとかとは、無縁の話である。
ペテロも、平凡な人生を送れたかもしれないが、伝道することによって、磔にされたし、
ガンジーも、暗殺された。
しかし、そう生きることが、その魂の願いなら、そう、歩むしかないのかもしれない。

ユートピアは、建設が、一人一人の願いで、あるならば、いばらの道も、十字架の道も
歩むしかない。


21世紀の最初のクリスマスに寄せて
イエス様 2002歳のお誕生日おめでとう.

                          by Kimito kurosawa
                          (12/10/2001)  

                          

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