2013年12月3日火曜日

紙による図書が贅沢品と呼ばれる日

紙による図書が贅沢品と呼ばれる日

もうすぐ、紙で作られた図書が贅沢品とよばれる日 は来る。
電子書籍の登場によって、価格の安い図書が登場す ることになった。
電子書籍は、価格勝負の話で、読みやすさとか、た ぶん、二の次である。 (今の本だって、人間にとって、読みやすいのかは不明である。人間が長らくこの形態に慣れているだけなのだ。)
読みたい本が安く買えれば、そこに流れてしまう。
複製価格(限界費用の圧倒的な安さ、在庫管理の簡 単さ、店舗、従業員の不要、輸送料の不要など)を考慮して、電子書籍が
すべてにおいて優っている。
すべての図書は、電子書籍になる。

デジタルカメラが、銀塩フィルムに勝っていた点 は、圧倒的な感度の良さだった。
室内でも、夜でも、きれいに映り、なお、銀塩フィ ルムをしのいでいた。
フイルムの枚数制限もとりはらい、100枚で、 1000枚でも、連続撮影が可能になった。
この劇的な変化は、図書にも同様に起こる。 1000枚の銀塩写真をとるために、30本のフイルムを持ち歩かなくてもよくなり、
1000枚の写真の内容を確認するために現像と焼 き付けに、数万円の費用をかける必要がなくなった。
しかし、圧倒的な普及の理由は、安価な写真の登場 である。

100冊の図書を管理するために、本棚が必要にな り、1000冊の図書を管理するには、一部屋必要となり、10000冊の
図書を管理するには、家1軒必要となる。
しかし、安価な電子書籍には、そのコストさえ不要 になる。
電子書籍は、安価な図書として、瞬く間に普及して いく。一部屋代や家一軒必要だった時代に、数万円程度の書籍リーダーは非常にローコストでもある。

もうすぐ、紙による図書が贅沢品と呼ばれる日は やってくる。

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