2013年12月2日月曜日

人間 この未知なるもの

人間 この未知なるもの
 (人間 この未知なるも の というには、アレキシス カレル の著作のタイトルですね。なかなか、すてきな響きのあることばなので、ここで、使わせていただきました。)


新しい世界の構想は、新しい人間観の構想でもある。これなくして、新しい世界を構想することはできない。
世界人権宣言は、戦後の新しい世界観を提示した。人間とはいかなるものかという提示だ。
基督教も、人間観の大転換を、一人の人間 イエスが世界を、丸ごと抱きかかえて、根こそぎ、ひっくりかえした 感じがする。
仏教も、人間観の大変革でもあった。カーストという世界観は、平等な世界への道を放り開いた。この地位も、名誉にも囚われない、向こうに仏の世界を あるのを示した。
アッシジのフランシスコ達の会もまた、全てを捨てて、そこに遺る 人間の本質というべき、”神聖”の存在のみを追い求めた。
新しい世界の構築を、どのようにすべきなのだろうか。
人間 この未知なるもの。 
人はこの世に生を受けて、生きて、なお、未知なる自分 と付き合わなければならない。
しかし、この未知なる自分に出会う、方法を 誰も教えてくれなかった。
脅しに負けるな。
誘惑に負けるな。
欲望に負けるな。
この世の全てを捨てて、遺る 人間の本質 神聖 に立脚した、新しい 人間観の提示を 未知なる自分の中から、立ち上げなければならない。
未知なる自分 に、確かに出会える道を 探さなければならない。
手がかりは、いくつか存在する。
愛 という言葉。その実感
慈愛という言葉。その実感
強さという言葉。その実感。
平等、博愛、自由、権利、義務 それらの再定義。そして、その実践。
本当の世界の構築に、本気に取り組みこと。ガンジーのように。イエスのように。釈迦のように。
新しい地平を目指して、この世の価値観に惑わされないで、不可能にもみえる、その地平に、歩みを進めること。それが、実現するまで、諦めず、新しい 世界が生まれ出すまで。
ガンジーの歩みように。  
ひたすら歩むその一歩一歩が、新しい世界を産み出す力。
でも、それには、ガンジーの見つけたその 地平を 私たち、一人一人が見つけ出さなければならない。それは、未知なる自分の内にある。それが、神 が、人間に与えた神聖 故に。
新しい 人間観 にいたることが、新しい 世界 を産み出す 基本となる。
あなたは、人間のことをどう思います。どのように説明します。
そこに、全てが、あります。
さて、明治国家の立ち上げに、日本中でたくさんの憲法が作成されました。東経大学には、その当時作成された、五日市憲法というものがあります。
新しい国は、そのようなたくさんの新しい人間観の摸索の上に構築されようとしました。聖書や仏典の示す世界観、論語などの示す世界観が、国家をつく る礎におかれました。
新しい世界観、人間が、提示されるとき、新しい世界が登場します。
戦後の日本のありようも、日本国憲法の元に構築されてきました。その当時の日本のありようを提示したからに、ほかなりません。
さあ、もう一度。
あなたが人間のことをどう思っていますか。
そして、あなた自身のことをどう思っていますか。そこから、全てが始まるのです。

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