和書システムを捨てる時が来ているのか? (11/19/2003)
多言語システム時代の図書館システムの構築について
歴史
和書システム、洋書システムの混在システム
2つの目録規則の運用
日本から新しい挑戦 NACSIS(NII) 多言語化システム
NACSIS(NII)システムの多言語表示には、英語モードでしか、多言語表記できない。
LCの多言語システム
英語システムを多言語化拡張
現在の動向を考えると、コンピュータの制約上 日本語システム下では、
多言語化システムを構築することはできない。
それを行うためには、日本目録規則下に洋書を組み込む必要がある。
しかし、日本語システムでは、日本語を表現するローマ字の長音記号ひとつ表現することができない。
NACSISの外字、国会図書館の外字の中心を占めているのは、ヨーロッパ言語圏のウムラウト、アクサンなどである。
多言語化図書館システムは、英語システム下で、実現される。
NACSISが目指したように、和洋共通フォーマットが必要。
共通目録規則が必要。
親目録規則と子目録規則が必要。子目録規則とは、英語目録規則、日本語目録規則
など 固有の目録規則群である。
多言語システムの発達の歴史
日本における多言語システムの発達の歴史
和書システム、洋書システム ->
和書、洋書共通システム -> 英語下での多言語システム(Unicodeによる)
アメリカにおける多言語システム
英語システム -> ヨーロッパ言語への対応 ->
非アルファベット言語の翻字 ->
CJKプロジェクト(独自の文字コード体系の登場)->多言語システム(Unicodeによる。)
日本における多言語システムの構築
NACSIS,NII の挑戦
図書館における多言語システム構築プランとは。
既に、実用化されている 海外のシステムとの整合性は。
しかし、アメリカでも、たくさんの試行錯誤の結果、現在の形になっていることを忘れてならない。
多言語システムは、その成り立ちから、多言語システムと日本語システムは共存できない。
多言語システムは、一つの規則、理論下で、日本語システムの概念を離れて、プランされ、
構築されなければならない。
日本における新たな理論が必要とされている。
そのための新しい目録規則の登場が必要である。
和書システムと洋書システムを足し合わせても、多言語システムが、出現するわけではない。
(11/19/2003 私達は何かを捨てなければならないのだろうか。
PC98で作られたソフト、ベータシステムで録画されたビデオのように、
和書システムを捨てなければならないのかもしれない。)
言葉の世界へようこそ。日常何気に通り過ぎたその瞬間に、ふと浮かんだ言葉。そんな言葉を書きとめました。私は詩人なのかしら。ラララ! 黒澤公人は、国際基督教大学を2021年3月31日に定年退職しました。
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