2013年12月3日火曜日

和書システムを捨てる時が来ているのか? (11/19/2003)

和書システムを捨てる時が来ているのか? (11/19/2003)

多言語システム時代の図書館システムの構築について
  歴史
   和書システム、洋書システムの混在システム
      2つの目録規則の運用

   日本から新しい挑戦 NACSIS(NII) 多言語化システム
      NACSIS(NII)システムの多言語表示には、英語モードでしか、多言語表記できない。

   LCの多言語システム
      英語システムを多言語化拡張   

   現在の動向を考えると、コンピュータの制約上 日本語システム下では、
   多言語化システムを構築することはできない。
   それを行うためには、日本目録規則下に洋書を組み込む必要がある。
   しかし、日本語システムでは、日本語を表現するローマ字の長音記号ひとつ表現することができない。
   NACSISの外字、国会図書館の外字の中心を占めているのは、ヨーロッパ言語圏のウムラウト、アクサンなどである。

   多言語化図書館システムは、英語システム下で、実現される。
     NACSISが目指したように、和洋共通フォーマットが必要。
     共通目録規則が必要。
     親目録規則と子目録規則が必要。子目録規則とは、英語目録規則、日本語目録規則
     など 固有の目録規則群である。

   多言語システムの発達の歴史

     日本における多言語システムの発達の歴史
     和書システム、洋書システム -> 和書、洋書共通システム -> 英語下での多言語システム(Unicodeによる)

     アメリカにおける多言語システム
     英語システム -> ヨーロッパ言語への対応 -> 非アルファベット言語の翻字 ->
     CJKプロジェクト(独自の文字コード体系の登場)->多言語システム(Unicodeによる。)
    

        日本における多言語システムの構築
           NACSIS,NII の挑戦

           図書館における多言語システム構築プランとは。
           既に、実用化されている 海外のシステムとの整合性は。

しかし、アメリカでも、たくさんの試行錯誤の結果、現在の形になっていることを忘れてならない。
多言語システムは、その成り立ちから、多言語システムと日本語システムは共存できない。
多言語システムは、一つの規則、理論下で、日本語システムの概念を離れて、プランされ、
構築されなければならない。
       
日本における新たな理論が必要とされている。
そのための新しい目録規則の登場が必要である。
和書システムと洋書システムを足し合わせても、多言語システムが、出現するわけではない。 

         (11/19/2003 私達は何かを捨てなければならないのだろうか。
          PC98で作られたソフト、ベータシステムで録画されたビデオのように、
          和書システムを捨てなければならないのかもしれない。)

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