2013年12月3日火曜日

この不動なるもの。不滅なるもの(8/14/2004)

この不動なるもの。不滅なるもの(8/14/2004)

日々揺れ動く,心。
毎日、限りなく情報が飛び交い、休まるところを知らない。
何も、事件の起こらない平穏な生活はなく、
世界の出来事が、瞬く間に、世界を駆け巡る.
9.11 あの瞬間を私たちは、テレビで同時にみたのだ。

目まぐるしい変化と情報の中で
不動の立場を保ち,厳然とそのメッセージを伝えつづけるものがある。
図書。
時代、空間を越えて、どんな時にも、変わらぬメッセージを伝えてくれる。
多くの人生にとって、生涯の友になった図書がある。
苦しい時に、優しさを
嬉しい時に、共感を
共に、人生を語り、
友情を語り
恋愛に、一喜一憂し、
主人公の死に、涙し。

図書。
只のインクの痕。言葉の連なり。
しかし、あんな、コンパクトなものの中に
あんな、安価なものの中に

何が詰まっているのであろうか?
書いた人の人生か?
宇宙か?

揺れ動く人生にあって、
変わらぬメッセージを伝えてくれる。
読者が読む限り。

閉じられた図書には、なんら力もない。

悲しいことに、図書を形容する言葉を知らない。
いたづらに、形容する言葉を求めて、彷徨う限りだ。

あらゆる図書が,善意であるわけでもなく、
あらゆる図書が,輝きを持っているわけでもない。
すべての図書は、人生の友になるわけではない。
人生も、誤らせる図書もある。

しかし、そのいずれであろうとも、
例え、著者が死のうとも、
図書は、不動のメッセージを、読者に伝えつづけるのである。

              (by kimito 8/12/2004 アテネオリンピックを前にして)

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