文字文化全盛の時代に
マスコミュニケーションの手段としてのラジオも、テレビも、文字は無かった。
パーソナルコミュニケーションの手段としての電話にも文字は無かった。
そんな時代から、文字の花咲く時代になった。
誰もが、文字でコミュニケーションするようになった。
口や耳は退化しはじめたかのように、テレビの人の言葉に、
字幕がやたらに入るようになった。
たくさんの情報を文字に頼る時代になった。
世界中に散らばる数百億ページのデータを瞬時にさがすことができるようになった。
100年にわたり書き連ねてきたデータを、一瞬に遡ることができるようになった。
それらは、今、日常生活の目に触れる存在から、機械の底に住む、電子や磁気の住人の監視下に置かれることになった。
それは、いったい何を意味しているのであろうか?
その意味は、きっと、長き時を経て、形をなしていくことだろう。
情報の洪水のいう言葉を、人間はなんども聞いた。
図書が手書きでしか作成できなかった時代から印刷技術の登場の時にも
図書だった世界に、雑誌なるものが登場した時にも
コピーマシンが登場した時にも
そして、無数のホームページが登場した時にも
これから、起こるだろう 情報の洪水にも
どんな時にも、図書館は失われず、その情報を飲み込んで、巨大に成長してきた。
今や、数千万冊の図書や雑誌を所蔵する図書館が生まれているのだ。
そして、巨大データベースストレイジとして存在していくに違いない。
11/11/2003
超巨大爆発を続ける文字文化の時代に
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