2013年12月3日火曜日

建物のない図書館の出現  建物のないライブラリーの出現(9/15/2005)

建物のない図書館の出現  建物のないライブラリーの出現(9/15/2005)

急速に紙に書かれた情報が、コンピュータの中に飲み込まれていく。
数百万、数千万のページが、次々と飲み込まれていく。
そして、紙に書かれた文字は、OCR を通して文字として蘇っていく。
人々に忘れ去られた言葉も、ひそかにコンピュータの中で息を吹き返すのである。
図書館の書庫で、誰一人触れることなく過ごした日々が、
毎日、毎分、毎秒、コンピュータのサーチの嵐に晒されるのである。

どんなに大きな図書館を建設しても、所蔵しきれない図書を、今や小さなコンピュータが飲み込むのである。
無限に、限りなく、ひたすら、ただ、ひたすらに、飲み込むのである。

しかし、日本では、それをやらない様にみえるのは、いつものことかもしれない。
和書は、和雑誌は、だれもやらないようにみえる。
われわれの手足を縛る、冒険を押しとどめるなにかが、いつも、そこにはある。

きっと、アメリカの図書館で、和書や和雑誌のデータベースが構築されるのもきっと、そんなに遠くないだろう。
日本でできないのは、技術の問題ではないのだから。

毎日、毎日、膨大な量の図書や雑誌が、コンピュータに流れ込んでいく。
それは、超スピードというべき量なのである。

誰にも気付かれずに、超巨大図書館が、建物もなく存在しているのである。

日本には、非常に優れたOCR技術も、スキャナー技術も存在しているのに、それを使う術がない。



 (9/15/2005 オンラインデータベースが利用できることは、専門図書館を一つ持つのに等しい。いや、それ以上だ。
         100人のライブラリアンと専門図書館がいても、オンラインデータベースに勝つことはできない。)

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

(20240220)噴煙を上げる諏訪之瀬島の御岳(資料写真)(南日本新聞社)

これはすごい。これぞ、龍の出現だあ。 元記事は、こちら。 諏訪之瀬島の御岳で爆発、大きな噴石が400m飛ぶ 2/20(火) 8:30 配信 、 https://news.yahoo.co.jp/articles/b87dabc1c98aaa17e7b74a130e095b4714...