2013年12月2日月曜日

珍説 日本人のための日本語教育も大混乱のようだ。

珍説 日本人のための日本語教育も大混乱のようだ。

2009年のサマプロが終了した。
今年の学生だけ特別ということもないのだろうが、日本語がみんな上手。
どうも、日本語の習得は簡単らしい。
タモリの笑っていいともに、来日して1、2年の外国人学生が登場するが
みんな日本語がペラペラ。
日本語クイズで、パックンが強みを見せたりする。
お相撲さんは、日本語を覚えるのは早いというので、独特の日本語
訓練法があるのではないかとも言われる場合もある。

どうも、日本人は日本語とても難しいと誤解しているようだ。


学 校では教えてくれない日本語の秘密

土屋 秀宇
芸文社

を、よむと、小学校での漢字教育も、どうも変である。
1年生で覚える漢字、2年生で覚える漢字、バラバラに覚えるので
日常見かける 「横断歩道」も、5年生になるまで、読めない。
1年生に、漢字数十字の世界に閉じ込めることができるのか?

戦後の新漢字や仮名遣いも規則性に乏しく、ルール無視。
古典には、いろいろ文法があるのに、現代日本語は、文法、活用が
姿を消す。
ローマ字教育も割り込んできて、日本語は、大混乱の内に、小学校
中学校と過ごす。

日本人の日本語形成において、日本語が確立することはないのかもしれない。
小学1年生のみる日本語   おうだんほどう
小学2年生のみる日本語   おうだん歩道
小学3年生のみる日本語   横だん歩道
小学4年生のみる日本語   横だん歩道
小学5年生のみる日本語   横断歩道
小学6年生のみる日本語
中学1年生のみる日本語
中学2年生のみる日本語
中学3年生のみる日本語

9年間にわたり、日本語を少しづつ教えて、いったい、なにか日本語なのか
うんざりしているのかも。

その先には、JIS第2、第3 というべき数千の漢字が残り、異体字があり、
旧漢字、旧仮名がある。

いったい、どこまで、習うべきなのか?
日本語をどこまで、習うべきなのか。
あまりに日本語をあまりにも狭い範囲に閉じ込めようとして失敗してしまったのではないか?







しかも、たくさんの言葉が日常飛び交いながら、旧漢字、旧仮名の世界は、学校教育から
タブーの世界にしてしまった。

そうそう、漢字にあるたくさんのヨミも、ならう段階があるので、横を「おう」と読むかも難しいかも。
日本語のたくさんの同音が存在するので、どの漢字を先にならうかで、混乱も発生する。

日本語教育は、もしかすると非常に変なのかもしれない。
英語教育は、ましての世界かも。

風光明媚 風光明美  どちらが正しいと思います?

常用漢字、当用漢字に「明媚」の媚がないため、新聞社やマスコミが勝手につかい出したようです。
経営破たん、経営破綻 も、当用漢字になたいめ、ひらがな表記をします。

日本語が、時代の中で翻弄され、本来の姿をうしなって、ごちゃ、ごちゃににしてきたのは、
若者ではないようです。
たくさんの国語学者や言語学者、政治家が、日本語をグチャクチャにしてしまったようです。

もしかすると、外国人のための日本語教育が、日本語教育としていちばん、まともなのかもしれません。


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