本当に生きること
ことばの世界が大好きで、いろんな言葉に出会うと、嬉しくなって、それでおしまい。
それで、いいのだろうか。
人生の奪還。
それは、非常に難しいことだ。
日常のほとんどが、煩悩が牛耳っている現実の中で、真我の人生の奪還は難しい。
また、ここで、言葉遊びようにもなってしまうが、まるで、スターウォーズのようでもある。
巨大な悪の帝国に、武器らしい武器もなく、仲間らしい仲間もなく、途方のくれるほど
大きな帝国に向かう。
そう書くと、ブッタは一人悟り、一人、布教に立ち上がった。
イエスは一人想い、一人伝道に立ち上がった。
かのフランスの少女も
ガンジーも
そう、初めは誰も彼も、一人から立ち上がるのだ。
その立ち上がりこそ。
それは、奇跡に近いかもしれない。
現実社会に対して、それ以上の確かさと信念の土台に上に、自らを変えることに
世界が追従してくる力である。
かのフランスの少女のことを映画で見た15歳の時の衝撃をわすれることはできない。
なんの後ろ盾もなく、ただ、無力な少女が一つの国を救うために戦いにいくなんて
信じがたいことであった。
しかし、その少女の中の想いが、国王をひっぱり、兵隊をひっぱり、フランスをひっぱり
していったのである。
時代に生じる 困難は、誰かがそれを解決するために存在する。
レオナルドダビンチは、世界の多くの発見、発明は、すでにたくさんなされ、私は、ほんの僅かな
周辺的なことをやっているに過ぎないとどこかに書いてあったような気がするが、
それでも、かれは、なんとたくさんのことに挑戦したことでしょう。
しかし、常に、時代は、完全でもなく、完結しているわけでもない。
じつにたくさんの課題に溢れている。
それらに立ち向う課題には溢れている。
しかし、それを、自分の問題として、自分の力で解決しようと思うか、思わないかである。
ある人の意見では、煩悩には、問題を解決する力は内在していない。
真我、善我のみが、問題と解決する力が内在しているのだと。
たとえ、スターウォーズのような劣勢でも、
ブッタ、イエス、かのフランスの少女の時も
すべては、圧倒的な劣勢からのスタートであった。
こうして、自らを鼓舞していくしかない。
本当の真我の人生をいきるために、そう生きることを決意して、生きるのはやはり、簡単では
ないのだから。
ただ、言葉の世界で、私の人生が終わらないことを願いながら。
(by
kimito 1/22/2004
キング牧師の誕生月に、その祭日があること聞きながら
そう、この人も一人立ち上がった人でした。
「私には夢がある。」 すばらしい演説がありました。)
言葉の世界へようこそ。日常何気に通り過ぎたその瞬間に、ふと浮かんだ言葉。そんな言葉を書きとめました。私は詩人なのかしら。ラララ! 黒澤公人は、国際基督教大学を2021年3月31日に定年退職しました。
2013年12月2日月曜日
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