電子書籍が、図書館の理想を実現しうる唯一の方
法である。
(しかし、図書館の理想は、資本主義経済や著作
権法となかなか相容れないものある。)
(そのため、資本主義経済にあって、図書館法と
いう図書館の理想を実現するための法(もちろん、図書館の理想には、程遠いが)が整備されている。)
1種類1冊の図書しかもたない図書館が、多くの利
用者にサービスすることは、基本的に無理がある。
利用者の需要が、多様な図書や雑誌に薄く広くある
場合のみ、図書館のサービスは可能になるが、需要の集中、いや、二人の人が同じ本を読みたいとおもっただけで、サービスはデットロックに陥る。
しかも、図書館の原則に従えば、利用者同士で融通
しあうことを勧めることもできず、ただ、ひたすらに図書の返却を待つ。図書館は利用者の便宜ためになにかすることはできない。
図書館のサービスは、図書の需要の予測も、調節も
できないまま、図書の需要が減っていくのをひたすらに待つ。
そこには、書架から図書が抜きだれた跡を唖然とし
てながめ、淡い期待を持ちながら、予約をして、いつとも知れない返却の時を待つ。
利用者の需要のタイミングを逸して返却された図書
は、利用されることなく、時を過ごし、書架に戻される。
もし、この図書が書架にあったなら、貸出冊数が
もっと多くなっただろうに。
本来の需要の何割を失いながら、図書館のサービス
は続く。
電子書籍が、図書館の理想を実現しうる唯一の方法である。
すでに、電子ジャーナルは、図書館の理想を実現している。
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