ICUの学生のすごさとは。
2003年度の図書館からの図書の貸出総数は、21万に迫るもしくは、越える勢いである。
オスマー図書館ができる1999年度が、14万冊であったことを考えると、実に50%増しに
なった。
学生数自体は、ほとんど増減がないので、一人当りの図書の貸出数が増加したのである。
図書館もLibCheckサービスを開始したので、個人が、いままで借りてきた図書も一覧もできる
ようになった。これは、個人に属することであるので、なんとも言えないが、4年間で、1000冊、
2000冊を越える人も存在しているようである。
驚くべきことである。
他大学の一人当りの年間貸出数が一桁である実態を考えると驚くべき数字である。
ICUの学生があたりまえに思っているこの図書館の利用は、実に、日本ではとんでもない数字なのである。
1999年当時さえ、大学ランキングの図書館部門の1位か2位あたりにいたことを考えると、現在どうなっているのだろうか、と、思う。
すごいことである。
図書は重い。それを、本当に借出してくれるだけでも、すごいことである。
確かに、図書利用をおこなうために、書架から抜いた本は、書架に戻すことをしなくてよい(してはいけない
いったいだれが、戻している思います。館内利用を含めるとおそらく、35万冊から40万冊の図書を、書架に戻していると思いますが。。。)
それでも、図書を手にとり貸出手続きをしているそのことが凄いのである。
このことを経済活動的観点から考えるこういうこともできる。
図書館から21万冊の図書を借りないでもし、買うことになったら、それはいくらになるか?
それと同等の効果を図書館というサービスを通してえることができたと考えると
そこで、問題になるのは図書の価格である 1冊2000円と考えると 4億円の効果と考え
られる。
しかし、これは、控えめすぎる計算である。図書館の予算と購入冊数から計算すると、図書館の図書の
平均単価は1万円を超えるのである。
それを、ベースに考えると 20億円以上の経済効果があると考えてもよいのかもしれない。
その効果を生み出しているのが、学生のみなさんの行動である。
それを何気ないことのように思えることが、またまた凄いのである。
(by kimito 2/19/2004
IMSのニュースレターを眺めながら)
言葉の世界へようこそ。日常何気に通り過ぎたその瞬間に、ふと浮かんだ言葉。そんな言葉を書きとめました。私は詩人なのかしら。ラララ! 黒澤公人は、国際基督教大学を2021年3月31日に定年退職しました。
2013年12月2日月曜日
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