不思議、驚き 人生への衝撃とは。
不思議 そんな感覚に囚われたことがあるだろうか。
不思議とは、とても、不思議なものだと思う.
誰もが、当たり前に思っていることを、なぜか、その人だけ不思議に思う。
不思議に思うには、不思議の思う 種 がなければ、不思議に思わない。
不思議とは なにか、答えの予感でもある。
人生のどこかで、不思議の種を、飲み込むわけでもなく、
それまでの人生と全然、無関係(のように)、突然、不思議は訪れ、人生の大きな衝撃を与えるのだ。
あたかも、不思議の種は、生まれて来る前に飲み込んで
そして、一生涯、その種を探しているのかもしれない。
そして、その種を見つけて、花を咲かせる人もいる。
発見も実に奇妙なことだ。
誰もが、不可能だと思うことをやり遂げる人がいる。
誰もが、諦めたそのことを、発見する人がいる。
だって、みんなが諦めているということは、それが、常識なのに、
それに逆らって、信じている何かがあるということですね。
トロイを見つけた人のように。
青い光を放つ、ダイオードを見つけた人のように。
ラジウムを見つけた人のように。
映画のつくる。
小説を書く。
黒澤明監督が映画をつくるとき、とことんシナリオを話し合ったそうですね。
架空の話なのだから、どんなことだっていいじゃないかと思うけど、
映画には映画の、小説には小説の その場面の必然がある。
ドキュメンタリーではないのだから、作者の自由といえるのかもしれないが、
その場面に相応しい 場面、状況を、必死で探し求める.
それは、作者の自由なはずなのに、作者も、その場面に相応しいものを探す。
それが、あたかも、どこかに存在しているかのような、”堅牢な実在”を
探し求める。
その”堅牢な実在”とは、どこにあるのか。
それは、3次元のどこにもないにも関わらず、どこかにある。
見えない世界に、実在を求める 不思議がそこには、ある。
解かるということ。
ヘレンケラーがサリバン先生に出会って、世界に名前、言葉があることを知る、
その瞬間が、あった。
水 その存在と 水 という 言葉が、結びついた瞬間である。
そこから、世界は、次々と開かれていった。
なぜ、水というものに、水という名前があることがわかったのだろうか?
サリバン先生が、一生懸命教えたから ということだが、
なぜ、人は、ことば、名前という存在を知っているのだろうか。
人は、誰かに教えられた言葉、名前以外の言葉をしらないのだろうか。
次々を、誕生する、新しい名前、ことばな、なんなのだろうか。
なぜ、こころは、外なる世界を、名前、言葉をもって、捕まえることができるのだろうか?
ことばや名前がなかったら、こころは、どんな世界になってしまうのか。
そもそも、言葉とは、なんなのか。
物理の世界に存在しない、形も、手にとって見ることのできない不思議なもの。
その奇妙な不思議なものをもって、こころは世界を捕まえる。
言葉の世界へようこそ。日常何気に通り過ぎたその瞬間に、ふと浮かんだ言葉。そんな言葉を書きとめました。私は詩人なのかしら。ラララ! 黒澤公人は、国際基督教大学を2021年3月31日に定年退職しました。
2013年11月29日金曜日
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