言葉の世界へようこそ。日常何気に通り過ぎたその瞬間に、ふと浮かんだ言葉。そんな言葉を書きとめました。私は詩人なのかしら。ラララ! 黒澤公人は、国際基督教大学を2021年3月31日に定年退職しました。
2013年11月29日金曜日
煩悩を乗り越える
人間の生存に必要な生きるためのシステム。
人間は、自らの意思が、確立する以前に、生き始めなければならない。
だから、人間に意思を越えた生存のシステムが必要となる。
この生存のシステムは、快苦のシステムでもある。
この快苦のシステムが、まるで、意思の前に立ちはだかる
フロントプロセッサ(コンピュータの基本機能とは別に、漢字変換などを行うために組み込まれた機能)の
ように、まず、最初の反応を行う。そして、それは、ほとんど吟味されることなく、決定事項として
処理されていく。
この処理は、フロントプロセッサの反応とCPUの反応と同時のようにみえるため
あたかも、自分の判断のようにみえるが、じつは、フロントプロセッサの反応だったりする。
この見極めは、結構難しい。ほとんど見分けがつかない。
ある面、意思のシステムより、最初から、あるシステムなので、そこから、逃れることが難しい。
この快苦のフロントプロセッサ機能を、まず、横に置くことができれば、人間本来の意思が
かなりすっきりすることになるかもしれない。
人間は、確かに、生死を越えた判断や、快苦を越えた判断もすることが出来る場合もある。
快苦システムは、常時肉体の影響をうける。
この快苦のシステムを、自らの内から、快苦のシステムで、今生きているのか
自分の明確な意思で生きているのか、餞別できるようにあると、きっと、すばらしい世界が
開くに違いない.
自分の明確な意思の他に、生じる生存のシステム空間に、実は、煩悩は潜むのである。
(by kimito 12/16/2003 いろいろ学んだことなど、整理して書こうと
思うが、難しいですね。
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